YOYOの勝手に書き書きブログ


by yoyoatc

NATA 3

コンベンション最終日。
最後の力を振り絞り、朝から授業へ。
膝の軟骨傷害についての授業だったか、何か落ち着かない。
そう、今日は日本vsクロアチア。
真新しい情報も特に無さそうなので、というかもういてもたってもいられず
途中で外へ。隣のホテルのラウンジに特等席を発見。前半30分過ぎより観戦。
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しかし次の授業も控えており、あとワンプレー、あともうワンプレーと
粘りに粘ったが、結局後半20分あたりで、後ろ髪をごっそりラウンジに
残したまま、再び授業へ。

次の授業は脳震盪についてだ。
脳震盪の選手に対して行う検査方法など色々興味深い内容だ。
授業の途中で先生が、「誰か前に出てきて脳震盪の検査
受けてくれないか?」と。
思わず、先生と目線を外しうつむいてしまったが、横を見ると
一緒に授業を受けていたai君が天井に向けて手をピ~ンと挙げてるではないか。
すごい!何て積極的なんだ!
結局アメリカ人でも手を挙げる人はおらず、ai君がやることに。
ゆっくりと落ち着いた足取りで、堂々と会場の前方に歩いていくai君。
思わず僕は、
「頑張れ、日本男児の意地を見せつけてやるんだ!頼んだぞ!」
と心の中でそう叫んだ。

「それじゃぁ、目を閉じて腰に手を当てて、両足を揃えて立ってくれるかな?」
と先生が。 aiは含み笑いで「OK」。
うぁ~凄い!全然物怖じしてない!ウインクでも飛び出しそうな勢いだ。
「いいそ!その調子だ。負けんな!」思わずこぶしを握り締めた。

しかし次の瞬間悲劇は起こった。


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「オォォ、マイ ガッッ!!」
目を閉じ腰に手を当てたai君は、産まれたての子鹿の様にヨロヨロ。
まったく立てていないじゃないか!
時々横の先生に支えられちゃったりなんかされてるし。
「ai、目を覚ますんだ!」
しかしそんな心の叫びも届かなかった。
僕は完全に全身の力が脱けてしてしまい放心状態に。
「あれじゃぁ脳震盪のグレード3、重症じゃないかぁ・・・」

授業の最後には、わざわざai君のところに
「グッ、ジョブ!」と声を掛けに来た人がいたが、傷口に塩をすり込まれる思いだった。
僕とai君は葬式帰りの様な足取りで、会場を後にした。
その直後に日本戦の結果を知ることに。

もし僕がai君より一瞬でも早く手を挙げていたなら、
日本はクロアチアに勝っていたかもしれない・・・。
そんな意味不明な自己嫌悪に陥りながら、
僕らの2006 NATA Annual Conventionは幕を閉じた。
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by yoyoatc | 2006-06-19 19:58 | アスレティックトレーナー